75 COORS COLOR

75 COORS COLOR 1989年 477×670mm リトグラフ 額装価格:  600,000(税別)

アメリカのビールにとても旨いヤツがある。今でこそ日本にも輸入されているので、決して珍しくはないが、1970年代はとても日本人にとっては珍しくてエ キゾチックな味がして、嬉しかったものだ。味わいを一言で表現すると”若草の味”とでも言おうか、ホップが強くて、コクがないのでサラダのようなビールと 感じるからだろうか?中味はメキシコ色の強い味で、コロナというメヒコビールをもう少しマイルドにしたようなものだ。クアーズの缶を開けて、飲み口に塩を ひとつまみ置いて升酒のように飲むと旨い。あるいは、その飲み口から、ライムをキュッと絞って中に入れて、ググーッと氷のように冷えたヤツをヤル、旨い ヨー。そして、その缶に使われている黄色が、なんとなく白っぽい黄色で、ビールの缶らしくないところがこれまた良い。私の好きなポルシェ356にも、これ とほぼ同色のボディ・カラーがあって、シャンペンイエローと正式には言う。しかし、この色を纏ったポルシェのことを、アメリカのポルシェ好きは、クアー ズ・カラーと呼んでいるのだから……人生は奥が深いなあ。