166 パラダイス アワー 1996年 600×503mm シルクスクリーン 額装価格: 400,000(税別)SOLD OUT
湘南海岸を真中あたりからアメリカ方面にズーッと移動すると、鎌倉の先に逗子マリーナがある。逗子マリーナとその先の葉山マリーナの間に、ぼくのアトリエ はある。潮風はもちろんのこと、海から流れてくる軽いジャジーな音楽が快適さを増感させてくれる。そんな様子のいい環境にいながら、ぼくはこの地を描いた ことが一度しかない。昨年、葉山FMがビーチFMとして生まれ変わる時に、葉山の花火をポスターの為に描いたのが始めてだった。目眩く夏の日々よ永遠なれ との想いを込めて美しい花火の夏の夜を描いた。そして一年目のこの夏に再び逗子・葉山を描くチャンスをいただいた。葉山の沖から、逗子と葉山の海岸を、 ゆっくり眺めて、この様子のいい風景をイメージすることができた。碧い海と小さな美しいハーバーがあって、ハーバービューにFMのスタジオがある。そこ は、ぼくにとっての小さな楽園となって、いつも軽快でジャジーな音楽が流れている…そんな様子のいい光景を「パラダイス・アワー」と名づけた。