173 果てしなききみの旅 1997年 638×600mm シルクスクリーン額装価格: 450,000(税別)SOLD OUT
果てしなく続く海原は、きみに相応しい。いつも、この小さな島から旅に出るきみは、美しく輝いている。海は美しきひと、そして旅は恋愛に似ている。風が時 折きみを海原へと誘う。夢中になって美しきひとを受けとめようとする海に魅せられて旅は高まりを増してゆく。優しさを秘めた海原のうねりに身を委せて波に 乗って、ゆっくりと流れてゆくと、永遠の旅情が生まれてくる。いつかは、帰る日が来るのだろうが、今は考えることが出来ない程の悦びに満ち溢れていて、我 を忘れて時が過ぎて行く。旅は登りつめる時もあれば、ゆっくりと階段を降りる時のように、休むところを目指すこともある。美しきひとの待つ、こんなハー バーに、いつかは帰ることになるだろう。