296. 白い砂に戯れて

296. 白い砂に戯れて 2012年 600×450mm E.M.グラフ 額装価格: 250,000(税別)

ナンタケット島(マサチューセッツ州ケープ・ゴッドの沖合20キロの小さな島)なんと美しい響きのする島よ。25年前初めて訪れたこの島にぼくは虜になってしまった。ナンタケット海峡を囲んでケープ・コッドとマーサズ・ビンヤードとナンタケットと三角地帯になっている。この島には長い砂浜がある。その名をイール・ビーチと住人は呼んでいる。イールと言えば鰻のことだが、ここでは細い魚(ミミズ、ドジョウ、さより、鰻、あなご、うつぼ)を総称してイールなんだそうで、鰻が食えると思って喜んだ人は、ぽくひとりだそうだ。鰻はあきらめてこの素朴なビーチを描くことにした。防砂のための木製の柵がコースト・ガードの隊員によって砂上に張り巡らされていた。ぼくがビーチに近づくと、上空に鳥が舞い、白く輝く砂に鳥の戯れる陰影が美しくまぷしかった。