324. 華やいだ潮騒

324. 華やいだ潮騒 2014年 500×322mm E.M.グラフ 額装価格: 180,000(税別)

50年以上住んだこの海の町逗子で、夏の風物詩として楽しみにしていた花火がまたやって来た。2013年迄、海のイベントは不適切な酒とタバコの乱用で不道徳な行為が横行し湘南海岸の中でも最低の状況になり、市民が参加できない無法地帯と化してしまった。市長が先頭に立って2014年の夏から、酒、タバコ等の不適切行為を禁止にして昔の海を取り戻した。花火大会は多くの人が小さな海岸に訪れるので安全上の理由で真夏ではなく6月に行った。花火で海岸が生まれ変わった様な美しい光の華やいだ光景が広がった。潮騒のはじけるような音と、その反映が海面を輝かせて、波頭には虹がかかり富士の頂にも光が届いている様に見えたのはぼくだけなのだろうか。