93 SEA SIDE BAR

93 SEA SIDE BAR 1991年 479×670mm リトグラフ額装価格: 650,000(税別)SOLD OUT Special Edition 750,000(税別)SOLD OUT

マイアミビーチシティから車で5時間程メキシコ湾上の長い橋を渡るとキイ・ウエストに着く。島内を一周するのに15分とかからない小さな島なのに、あらゆ る事のなんと豊かなことか……と驚いてしまう。逞しい観光業者が軒を並べて歓迎してくれる。フロリダ州最小の島にして最大の観光資源である。夕方の7時に 島に着いた。予約のホテルにチェックインを済ませて、さあ食事でもして、一杯やろうかとカメラマンのジュンスケに言うと「だめだよ!先に取材をしてか らッ!夕方の一番いい光じゃないか!」とメシ抜きで働こうと、私を促す。しょうがねえなプロはこれだから困ると思いつつジュンスケカメラマンの後を歩いて 目標を探し始めた。歩き出すとウエットな熱帯的気候のせいで、私の体中から汗が吹き出して止まらない。カメラのファインダーも汗でヌルヌルになる程だっ た。1時間程を汗まみれになってシャッターを押し続けた。ジュンスケの言った通りで、なんと最高の収穫に私は驚愕する程にわなないた。ホテルの部屋に戻っ てから、ジュンスケカメラマンに感謝の意を表して深く頭を下げた。翌日はスコール、そしてその次の日も雨まじりの曇天だった。3日目にも夕方の貴重な光を 与えてくれたジュンスケカメラマンにまたしても両手を合わせて合掌をした。この光景は、スコール続きの合間に撮ったホテルのバーなのだ。