120 マギー ジョー Vintage Edition 1993年 504×670mm シルクスクリーン 額装価格: 550,000(税別)
私も一度大き目のプレジャー・ボートを持ちたいと思ったことがある。数年前に友人の薦めで大きなヨットのオーナーになることになった。オーナーといっても 共同だから、それぞれが約束事を作って守らなくてはならない。そのかわり、費用は半分で済むことになるから、これは嬉しいことだ。私の住んでいる逗子から ハーバーまで30分程車に乗らなくてはならない。初めて自分の船に乗りに行った時は少し得意になれて気分が良かった。朝9時頃に船に着くともう一人のオー ナーがすでに乗船していて、他にその友人の友人であるという人々が何人かいて、それぞれのお仕事をしていた。(準備)そうこうしている内に、クルーが2 人、奥さんもつれてやって来た。更に4~5人が、「どうもー!」といって乗って来た。何と全部で13人になった。エーッと思ったが最初だから仕方がないと 思っていると、もう皆缶ビールを出して飲み初めているので、私も飲んだ。酔いが回っていることに気付くと、もう船は沖へ滑るように帆走していて、アッと言 う間にまたしても気分が良くなった。ビールが3~5~6と進むに内に船が岸へ向かっているのが、理解できた。船は岸から、300mぐらいに浮かべて釣りが 始まった。3本の釣り竿に13人の期待が集まっていたので、一生懸命釣ったので30匹程のメゴチが収穫できた。夕方、ハーバーに帰って、すぐに魚の料理を して、またしても、ビールをたらふく飲んで、すっかり体中の血液が酸化してしまった一日だった。ああ、日本人はいいなーと思った。日本にも数える程しか 入っていないという高級なラグジュアリーな40フィートのヨットでも、日本人は最後まで日本人なのだなと感心してしまった。