284. 波止場のひととき 2010年 520×574mm E.M.グラフ 額装価格: 300,000(税別)
南フランスのサントロペの波止場にいた。20年程前のことだ。パリからマルセイユ、そしてカシスと海岸線をゆっくりとイタリアに向って旅をしていた。サントロペはマルセイユと比べるとほどよく小さな保養地として名高く、波止場も賑わい多く、各国の船がギッシリと停泊してバカンスを楽しんでいる様子が見える。そんな波止場には、カフェやバーがたくさん面していて、人々はそんな店で陽射しを避けて、飲み物とオシャベリで時間を費やしている。誰がこんなオシャレな車を乗りつけたのだろう。後姿の大柄の美しい女性なのだろうか。想像は大きく膨らんで、カフェで待っている人はどんな男なのかと、もしかしてマフィアのボスなのか?そんなこと、どうでもイイでしょ。キレイだから。